本文へスキップ

佐野陽子ゼミナール同窓会は、慶応義塾大学商学部「佐野陽子研究会」所属の卒業生の交流の場として発足しました。

活動報告

2022年11月5日~7日 佐野ゼミ会津若松旅行が行われました。



2022年11月5日、待ちに待った2泊3日の会津若松への旅はほんのりと雪を冠った磐梯山のお出迎えから始まりました。 今回は、途中参加者も含め総勢17名の旅で、1日目が日新館(会津藩校)、山田木綿織元、御薬園、2日目が会津武家屋敷、飯盛山・さざえ堂、鶴ヶ城、末廣酒造、3日目が大内宿、塔のへつり、アロマ工房とういうかなり欲張りな研修日程となりました。
 日新館(会津藩校)の「ならぬことはならぬ」で有名な「什の掟」をはじめ、江戸時代の会津の教育水準の高さに驚かされ、これほどの会津藩が何故あそこまで理不尽に貶められなければならなかったのか、やりきれない思いが残りました。 白虎隊を始めとして戊辰戦争で亡くなった若者たちがもし生きていたら何人もの賢人、偉人を輩出していたのではないでしょうか。
 飯盛山の白虎隊墓所から少し下ったところにあるさざえ堂は六角三層の仏堂で、高さ約16メートル、内部は上りと下りの螺旋階段が交差しない一方通行という不思議な構造となっており、昔にも中々の知恵者がいたものだと感心させられました。
 鶴ヶ城の追手門から天守閣に向かう道すがら見事に色づいた紅葉、銀杏に何度も目を奪われ、ようやく本丸広場に着いたが工事中の天守閣には入れず、広場内にある茶室(麟閣)を見学することに。 ところが何気なく入った麟閣(千利休の子・千少庵が建てたと言われている)、なんとそこには超絶景が! 入口から茶室に向かう道の両側には黄色と紅色の葉に覆われた紅葉の絨毯が頭上に広がっていて一同しばし呆然と立ち尽くしてしまいました。
 会津に数ある酒蔵の中でも有名な「末廣酒造」は社長(新城猪之吉氏)が1974年慶応義塾大学卒でゼミ1期江原さんと同じワンゲル部の後輩に当たります。 社長自ら工場内を約1時間かけて面白可笑しく案内して頂いたが、世間で有名な「山廃」の醸造技術はここ末廣酒造の酒蔵で開発されたそうです。 見学終了後お酒好きの皆さんはここぞとばかり試飲をされていました。
 大内宿は山間にある小さな宿場町という印象で、この地に詳しい2期中山さんお薦めのそば屋(山本屋)に数人で入り「高遠そば」を賞味、おまけにこの店の自家製乾麺を半額で購入することができ大満足の休憩場所となりました。
「塔のへつり」の「へつり」は断崖という意味で、元々は海底だったところが隆起し100万年にわたる浸食と風化の結果このような奇岩が連なる景勝地になったとのこと。まるで山水画の世界に来たような自然の造形美を堪能できました。
 旅の最後にゼミ1期斎藤さんが経営する「㈱一十八日(じゅうはちにち)」の南会津アロマ工房見学(研修)を実施。 ここではいろいろな香りの精油を精製、研究しているとのこと。 まず畑で栽培している苗木(クロモジ、ラベンダー、ハッカ等)の見学、引き続き精油の精製方法についてスタッフの方から説明を受けた後、香りの調合実習まで受けることが出来ました。 クロモジ、スギ、ヒノキ、レモン、ハッカ、ユズ、シソ、オレンジ、ラベンダー・・・等10数種類の精油の中から各自気に入った香りを3~4種類選び調合するのだが中々難しい! さわやかな香りが出来た人、なんだか訳の分からない香りになった人等々様々でした。 帰り際には自分が作った傑作?アロマのスプレー瓶(小)に加え室内用クロモジのスプレー瓶(小)をお土産に頂き感謝感激! 
齋藤さんには貴重な時間を費やして頂き感謝申し上げます、大変お世話になりました!
 2日連続で行われたホテルでの食事会(宴会)はいつもながら大盛り上がり、2晩とも2次会、部屋での3次会まで続きましたが高齢化の為か全体的に飲酒量が大きく減っているとのことでした。(3期松田幹事談)。
 3年振りとなった待望のゼミ旅行でしたが、直前になって佐野先生がご都合で参加出来なかったことが一番残念でした。 我らが「アイドル」を欠いても持病を抱えながら参加されたメンバーも含め思う存分楽しめた旅だったと思います。 紅葉の最盛期にも当たり、目と頭と体?のリフレッシュが出来た3日間でした。       

                                 (2期 砂川)
フォトアルバム


バナースペース

佐野陽子ゼミナール同窓会